記事一覧

「私立だと少人数教育」は世界の常識

私「日本だと小学生の段階から受験勉強を始める。いい大学に入る高校はだいたい私立だ」カナダ人「カナダではそんなこと全くない。公立と私立でそんなにクラス人数が違うの?」私「いや、クラス人数はあまり変わらない。むしろ、私立の方がクラスの生徒数は多い」カナダ人「え???? 私立なのに大人数教育? 意味が分からない」私「よくそう言われる。でも、日本だとそうなんだ」カナダ人「それじゃ、なにがすごいの? 先生?...

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中国の愛には心がない

現在の中国は簡体字を使っています。中国人は日本の漢字を「古い文字」と呼んでいました。古い文字とは、いい意味ではないでしょう。残念ながら、私の知る中国人に日本の漢字を称賛してくれた人はいませんでした。一方で、中国の簡体字を称賛している日本人にも、私は会ったことがありません。「雑な漢字」、「美しくない漢字」といった評価が多かったように思います。その中でも私が失礼極まりないと思った言葉は、タイトルの「中...

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国立医学部と私立医学部の学生の違い

日本の医学部を二つに分けると、国公立医学部と私立医学部に分かれます。国立は教授が自分の趣味のように授業を行い、私立は医師国家試験合格を最優先した授業を行います。国立では基礎科目や研究を重視しますが、私立は臨床科目を早いうちから学習します。国立は医師の子どもが3割くらいだと思いますが、学費の高い私立は医師の子どもが9割くらいでしょう。国立は他の学部に合わせて長期休暇が長いのですが、私立は長期休暇を与え...

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カナダでは進路指導が単位

私がカナダで家庭教師していた時、現地の学校に通っている高校生から聞いた話です。なんと、カナダでは進路指導が単位なのです。英語や数学同様、進路指導を担当する先生がいて、その先生は担任の先生とはまた別にいます。日本のように担任の先生は主要科目も教えますが、進路指導の先生はそれ専門か、心理学などのマイナーな選択科目を教える程度で、主要科目は教えていないそうです。驚いたのは、進路指導を希望しない場合、わず...

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日本の病院で毎日起こっている出来事

おばあちゃんが叫んでいる。大腿ヘルニア。嵌頓している。手術すると負担が強い。腹をメスで切りたくない。医師が手での整復を試みる。おばあちゃんはそれが痛くてたまらない。腸をつねられているのだ。無理もない。「やめて! やめて! やめて! なんでやめてくれないの!」本人は必死に全力で抵抗しているのだろうが、80才近い年齢である。看護師たちが複数人かかれば簡単に拘束できる。信じられない話だが、このおばあちゃん...

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医学部生はクラブ活動に人生をかける

私が医学部に入るまでは知らなかったことです。国立と私立で軽重の差はあるものの、医学生はクラブ活動に全力を尽くします。勉強は二の次です。以前の私も含めた実態を知らない人は「医学部は勉強が大変」と思っているかもしれませんが、全くの誤解です。私が医学部の先輩たちから最も多く聞いた助言が「医学生のうちに遊んでおけ」になります。その理由は「医者になったら忙しくて遊べないから」です。「借金してでも遊んでおけ」...

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カナダで会った元小学校校長

カナダのカンバセーションクラブで一緒になった日本人のおじいさんがこんなことを言いました。「私が残念なのは、日本の直接税がおかしくなったことだ。昔は所得の多い者から多くの税を徴収していたが、現在は所得の多い者からあまり税を徴収しなくなった」そう言うおじいさんは、着ている服や所作から所得が多いように見えます。そう思って私がおじいさんに職業を聞くと、「中国の大学で日本語を教えている」と言います。(なに?...

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カナダで会った日本の官僚と私の差

以前に書いた木曜会で、文部官僚に出会いました。東大法学部卒業で国Ⅰに合格し、絵に描いたようなエリートコースを進んできています。私と同年代で、UBCに留学している方でした。私から声をかけて、彼とは明るく英語で話していたのですが、彼が「UBCの学生ですか?」と聞いてきて、私が「そうだったらよかったのですが、ただの語学学校に通っています」と答えて、さらに私の前職まで伝えると、「あ、そう」とそっけなく言われ、以...

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カナダで会った日本大使と財務官僚

私は社会の底辺をさまよっていたので、財務官僚や外務官僚といえば、雲の上の存在です。本ではよく出会う人物ではありましたが、実際に出会うことなど私の人生でないだろうと思っていました。しかし、カナダで予想外に会うことができました。一人目は、駐カナダ日本大使です。上海では推定90%の日本人が「日本人密集区画」に住んでいると思うのですが、バンクーバーでは日本人密集区画はほとんどありません。ダウンタウンにある日...

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木曜会

Jpcanadaや日加センターと並んで、バンクーバーで私の交流を広げてくれた組織が木曜会です。木曜会はjpcanadaや日加センターと違って、カナダ人と日本人共に参加者の年齢層および知的水準が高いです。南極に行ったことのある人と財務省官僚なんて、私の生涯で木曜会以外では会っていません。その南極に行ったことのある日系人には、前回の記事に書いた「シャクルトン」を観て南極に憧れているとメールを送ると、きちんと返信してく...

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シャクルトン

「最も好きな映画は?」の答えから、相手のおおよその年齢が推定できる、という説を読んだことがあります。どんな人にとっても青春時代に観た映画が最も面白いので、それが何年前の映画かを調べれば年齢が分かる、という理由です。自分に当てはめて考えてみると、確かにそうかもしれない、と思います。最も好きな映画は決めづらいものの、最も好きなテレビ番組なら、10年以上も変わっておらず、「シャクルトン~南極海漂流からの生...

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I detest my parents.

「detest」という単語は一般的ではありません。私も上の文以外で使ったことがなく、他人が使っていることを聞いたことは一度もありません。憎むhateよりもさらに強く憎む対象に使うようです。カナダで「人生で最も後悔していることは?」と聞かれて、こんなジョークを言ったことがあります。「もちろん、生まれてきた直後に、母親を殺さなかったことだ。出産間際で相手は疲れていて、近くにメスだってあったのに、あの絶好のチャン...

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マリファナのブラックジョークはアジアで通じない

前回の記事を書いていた時、ふと思い出したのですが、バンクーバーにはマリファナデイといって、市の美術館前にマリファナ愛好者が集まって一緒に吸うイベントまであり、それを地元新聞が一面で報じていました。そんなバンクーバーなので、私は何度もマリファナの臭いを嗅ぎ、帰国後もマリファナの臭いが分かるようになってしまいました。マリファナを嗅いだ場所で一番印象に残っているのは、私のホームステイ先の隣の家です。40代...

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マリファナは自由の象徴

保守的な人や高齢者は違いますが、一般にカナダ人はマリファナが好きです。特に革新的な若者にはマリファナファンが多いです。優秀なUBCの学生にさえ、熱烈なマリファナ擁護者がいたりします。これには多くの良心的な日本人が面食らいますが、品の悪い日本人は好奇心などからマリファナを吸います。最初、カナダ人がマリファナを擁護する理由を私は全く理解できなかったですし、したくもなかったです。カナダではマリファナの売買...

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アダム・スミスは哲学者、「aとtheの違い」は哲学本

UBCの学生との会話です。学生「アダム・スミスは哲学者なんだ。国富論は彼の他の哲学書を読んでいないと、本当のところは理解できない」私「え! 日本だとアダム・スミスは紛れもない経済学者だ」学生「もちろん、カナダでも経済学者だ。ただし、当時は経済学なんて分野もなかった。彼自身は経済学者というより哲学者だと自分を認識していた。国富論も、哲学的視点、あるいは倫理的視点を持って読まないと、大きく誤解される」ア...

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なぜ中国とインドは今頃経済成長しているのか

15年ほど前、中国とインドはなぜ今頃急激な経済成長を遂げているのか疑問に思ったことがあります。中国もインドも第二次大戦後すぐに独立しています。日本のGHQ占領期の独立よりも早い時期です。独立後、日本はすぐに高度経済成長期に入って人口爆発は終わったのに、中国は1980年代まで人口ピラミッドは発展途上国型で、インドに至っては2010年くらいまで人口ピラミッドは発展途上国型でした。現在の中国やインドの最大の強みであ...

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計画経済を知らない中国人

ある一定以上の年齢層で大卒なら計画経済と言えば、どんなシステムなのか理解しているので会話がスムーズに進むのですが、私より少し上くらいの世代になると経済学部卒でもなければ計画経済の意味を理解しておらず、私より下の冷戦終結後に生まれた人になると経済学部卒でも計画経済という言葉はまず通じません。日本人ならそれも納得できるのですが、10年ほど前、私と同年代の一流大学卒業の中国人でさえ、計画経済を全く知らない...

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上海のピンクレディー

今は規制が厳しくなったようですが、私が上海にいた頃、街角で日本語を見かけるのは難しくありませんでした。タクシーで大通りを走っていると、「ピンクレディー」「虹橋ヘルス」などの看板が嫌でも目に入ってきたからです。それらの風俗店は日本人客を呼び込みたいので、日本語のカタカナで目立つように書かれています。隣に中国語なんてありません。そんな風俗店に入りびたる夫がいるからでしょうか。上海の日本人妻たちは家でお...

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カトリック教会嫌いのカトリック信徒

カナダで私が最も長期間滞在したのは、フィリピン人のお母さんとポーランド人のお父さんの家庭でした。どちらもカトリックです。お父さんは共産主義時代のポーランドからギリシアへ亡命して、さらにカナダに渡ってきた人です。私にすれば大変興味深い人生を送っている方だったのですが、それについて質問しても、あまり答えてくれませんでした。忘れたい過去という理由より、私が期待するような政治的な高い意識は持たずに亡命した...

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キリスト教では火葬が禁忌?

カナダのカンバセーションクラブでの出来事です。私「キリスト教で火葬は禁忌だと聞いている。なぜなら、火葬してしまうと最後の審判にすら出られなくなり、天国にも行けないからだ、と」韓国人(クリスチャン)「は? なにそれ?」カナダ人教師(一応クリスチャン)「そんなの聞いたことない。どこの情報?」私「日本の本だけど」カナダ人教師「筆者はクリスチャン?」私「そこまでは覚えていない」韓国人「そんなのデタラメよ。...

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橋の上で眠る中国人

今はどうか知りませんが、私が上海に住んでいた頃、真夏の夜に橋の上で眠る男たちがいました。無宿者ですが、仕事がないわけではありません。その逆で、仕事からあるからこそ出稼ぎに来ている地方の者たちでした。なぜ橋の下に寝ていないかというと、上海の川は日本のように橋の下に人間が歩けるような場所がなく、いつ氾濫してもおかしくないほど水位が高いのです(事実、大雨が降ればすぐに床下浸水していました)。それにしても...

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UBCは東大と同等の大学なのか?

最新版のタイムズ世界大学ランキングを調べてみたら、UBCが36位で日本最高の東大は39位となっています。UBCで研究している東大博士課程卒の若手学者がこんなことを言っていました。「UBCが東大と同等にランクされているなんて、評価が偏っている。UBCには確かにノーベル賞受賞者もいるが、全部他の大学で研究した成果で、受賞後にUBCに来た人だけだ。みんな必死で研究していない。金曜の午後になると、帰りたくなってそわそわして...

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UBC

私がバンクーバーの居心地がよかった大きな理由の一つは、UBC(The University of British Colombia)です。私はビザなし半年間の予定でカナダに来たのですが、バンクーバーにUBCがなければ、スチューデントビザを使って予定の3倍も同じ都市に滞在しなかったかもしれません。バンクーバー市の公式人口は50万人ですが、これは日本の感覚としては少なく見積もっているでしょう。バンクーバーは日本の50万都市ほどの規模ではなく、グ...

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フィリピン人のムスリム差別を敵視して、マレーシア印僑のムスリム差別に共感する私

対照的な二つの記事を書いてしまったので、振り返ってみます。私は「フィリピンでのイスラム差別」を軽蔑しているのに、「マレーシアのインド人」のイスラムへの偏見には共感しています。どちらも相手を同じ人間だと認識していないような発言なのに、どうして私はそんな矛盾するような記事を書いているのでしょうか?その最大の理由は、「フィリピンではムスリムが少数派で差別されている」のに対して、「マレーシアではムスリムが...

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マレーシアのインド人

マレーシアは多民族国家ですが、マレー系が約65%、華人系が約24%、インド系(印僑)が約8%となっており、この3民族が主要となっています。マレー系は多数派であり、公務員枠や大学特別枠などで優遇されています。以前、私が記事に書いたマレーシアの新首都プトラジャヤでは、政府機関が集まっているからなのか、高級住宅地の住人も含めて、マレー系ばかりだったことはよく覚えています。今回、注目したいのはインド系です。教養水...

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日本語が話せるのに給与の高い仕事に就けない中国人たち

上海に住んでみて感じたのですが、日本語を話せる中国人は予想以上に多かったです。数万人規模の反日暴動が起きた都市だとは、ちょっと信じられないほどでした。日本に留学して日本語が話せるようになった人もいましたし、日系企業で働いたり、大学や語学学校で日本語を勉強したりして話せるようになった強者もいました。一般に、英語が話せる人よりも日本語が話せる人は貴重なので、日本語能力は英語能力以上に高い給料に結び付く...

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世界最大の祭り・中国の春節

一般に、西洋人よりも東洋人の方が記念日を大切にするように思います。西洋人も記念日にはパーティーなどを開きますが、多文化国家だからなのか、個人主義だからなのか、あまり気にしない人もかなりの割合でいます。それを強く感じたのは、上海で暮らしていた時です。クリスマスの日、上海中の外食店が満員ではないか、と疑うほどの混雑ぶりでした。西洋だとクリスマスは日本の正月に近く、ほとんどのお店は休みになって、みんな家...

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私の努力や真面目さを評価してくれたカナダ人

「努力」や「真面目」は、日本人に特徴的な美点だと思うのですが、現在の日本では、それほど評価されているようには思いません。少なくとも、私の努力や真面目さは日本で全くと言っていいほど評価されませんでした。一方で、カナダ人たちは私の努力と真面目さを高く評価してくれました。カナダの語学学校に通う日本人は3時くらいに学校が終わると、大抵、残りの時間を遊んで過ごします。放課後にバンクーバー図書館へ行って、晩飯...

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西海岸から見たケベック問題

私が実体験で感じた二言語問題について語っておきます。カナダは二言語主義をとっていますが、フランス語が優位なのはケベック州だけで、他の全ての州は英語優位です。ケベック州では英語を教えない学校もあるようですが、他の英語州ではフランス語を学校で必ず教えているようで、多くの英語系カナダ人はフランス語の日常会話はできるそうです。「そうです」と伝聞調になるのは、私がフランス語を聞く機会が皆無に等しかったからで...

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ケベックはカナダ最大の政治問題である

カナダは二言語多文化主義です。多文化は分かるのですが、二言語とはなんでしょうか? カナダではミネラルウォーターなど多くの商品に英語とフランスが併記されています。そうするように法律で決められているからです。なぜこんな面倒なことをしなければならないのでしょうか? 答えはもちろん、ケベックにあります。カナダの全州で唯一、フランス語が主流のケベック州はカナダからの独立騒ぎを何度も起こしています。カナダはイ...

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カナダはアメリカの首都を攻め落とした唯一の国である

「カナダに行く前にカナダを知っておきましょう」の記事に書いた通り、カナダはアメリカの首都を攻め落とした唯一の国です。日本では、世界史を得意科目にしていた東大生だって、そんな歴史的事実は知らないはずです。なぜなら、この戦争を日本の歴史教科書では全て「米英戦争(第二次独立戦争とも)」と表現していて、アメリカとイギリスが戦争したように記述されているからです。カナダではこの戦争を1812年戦争(War of 1812)...

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フィリピンでのイスラム差別

前回の記事の続きです。新聞の国際欄に目を通す方なら知っているでしょうが、フィリピン人の大部分はキリスト教徒のカトリックですが、ミンダナオ島に少数派のイスラム教徒がいます。私はセブ島の語学学校に留学していて、そこの先生方は全員カトリックのようでした。そのうちの一人がミンダナオ島のイスラム教徒モロ族について、次のように説明していました。「ミンダナオに行くなら、モロに気をつけろ。彼らは危険だ。モロは人を...

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英語に堪能なフィリピン人たちはなぜ貧しいのか

こちらの資料によると、GDPに対する貿易額の比率で、フィリピンは世界206ヶ国中169位の36%です。貿易依存度が低い国なので、国際言語である英語が話せたとしても、国家の富には繋がりにくいのでしょう。(余談ですが、日本は189位で28%です)「英語に堪能なフィリピン人たちはなぜ貧しいのか」の答えは、上のようなデータを用いた説明が妥当でしょう。私が大学でそんなテーマの課題を与えられたら、さらに細かいデータを集めたレポ...

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フィリピン人の英語能力とフィリピンの経済力

フィリピンは一人あたりのGDPで中国の半分程度になっています。実際、中国ではまず見ない浮浪児なども、フィリピンではよく見かけました。このブログを読むような方なら常識でしょうが、多くのフィリピンン人は英語が流暢です。日本人の英文科卒の平均英語レベルは、フィリピン人の工学部卒の平均英語レベルに遠く及びません。それにもかかわらず、フィリピン人は日本人どころか中国人よりもずっと貧しいのです。フィリピンの例は...

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イギリス家庭ホームステイで感じたイスラム差別

「イギリス家庭でのホームステイ」に書いたように、イギリス人家庭ホームステイのお父さんは私の到着前に交わしたメール連絡でも礼儀正しい文章を書き、会話時には適度な微笑みを見せてくれる方でした。一方で、そのお父さんは、同じくホームステイしているサウジアラビア人の学生たちをあまり快く思っていませんでした。サウジアラビア人学生たちはマナーが悪く、学校にも真面目に通っていないことなどが原因です。たとえば、お父...

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ムスリムのルームメイト

バンクーバーで一つ目のホームステイ先にいた数名のサウジアラビア人ルームメイトとも、いい思い出があります。ある時、そのうちの一人から、イスラムがいかに清らかな宗教であるかを教えてくれました。cleanという単語を何回も使って、イスラムの教え通りに生きていたら、起床から就寝まで自然とcleanな生活態度を保てるそうです。途中、歯磨きの説明の時、ムスリムが使っている歯磨き用の枝をプレゼントしてもらいました。一見、...

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イギリス家庭でのホームステイ

私のバンクーバーの最初のホームステイ先は、イギリス人家庭でした。数年前の春、ちょうど50日間、私は滞在したようです(私は10年以上日記を欠かさずつけ続けているので、滞在期間が正確に分かります)。40代の夫婦だけの家庭で、お母さんは背中の病気のため、家で寝てばかりいました。お父さんの仕事は訪問看護で、平日の昼間にも会ったので、パートだったかもしれません。それでも普通に生活できるほど稼いでいるのは、私のよう...

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フィリピンの英雄パッキャオ

私がバンクーバーでフィリピン人家庭にホームステイした初日です。夕方くらいからフィリピン人が大勢集まってきて、お祭り騒ぎを始めました。夕食の時、既に阿鼻叫喚。日本人パーティーでは盛り上がりMAXの水準です。「夕食パーティーの時間が終わったら静かになるだろう」と思っていましたが、見事にその予想は裏切られ、日本人MAX状態から、天井知らずに盛り上がり続けていくのです。なにかの用事でホームステイマザーと話す機会...

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ホームステイしていてもフィリピン人家族が何名か分からない

海外でフィリピン人の家庭にホームステイする確率は、その都市にいるフィリピン人の割合に比べて高いように思います。バンクーバーでは中国人やインド人の方が遥かに多いのに、そちらの家庭にホームステイしている人は極めて稀で、フィリピン人家庭にホームステイしている人は多くいました。私もフィリピン人家庭に長期間ホームステイしていた1人です。面白いのは、一緒の家に住んでいるのに、ホームステイ先のフィリピン人家族が...

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カナダで愛国者になる私

「このクラスの日本人で映画『Cove』を観た者はいるか? いない? なら、ぜひ観るべきだ。絶滅危惧のイルカを日本人が虐殺しているドキュメンタリーだ」カナダの語学学校で、先生がそんなことを言っていました。先生が映画の内容をさらに詳細に語り出すと、日本人生徒たちは反論するどころか、うなずいている始末です。さすがに頭にきて、私が発言しました。私「イルカが絶滅危惧種ではありません。一体、どこの調査ですか?」実...

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バカが英語話せるようになっても英語が話せるバカになるだけだ

残念ながら、英語が話せるだけのバカが重宝されてしまう国は世界中に多くあるようです。御多分に漏れず、日本もそうです。私の母校はここ数年、国際化を急速に進めたのですが、典型的な英語が話せるだけのバカが教員などに何名も抜擢されていたりします。また、母校では教養のない西洋人ばかり会いました。前回までの記事に書いたようなカナダでの経験があったので、私は西洋人に強い期待を抱いていたのですが、その期待はほぼ完全...

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英語の発音なんて気にしなくていい

また自慢話になって申し訳ありませんが、カナダにいた頃、最初の語学学校を卒業した後、語学学校やカンバセーションクラブで、私はいつも最上位クラスに入れられていました。しかし、明らかに、私は最上位クラスに入れるほど、英語が得意ではありませんでした。それにもかかわらず、カナダ人が私を最上位クラスに入れたのは、私の努力や知性を評価してくれていたからです。カナダ人と深く付き合えば分かってくると思いますが、一般...

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カナダに行く前にカナダを知っておきましょう

カナダは広大な面積を占めて、G7にも入る国なので小国とは言いづらいのですが、人口は韓国よりも少なく、独自の文化があまりないため、目立たない国ではあるでしょう。カナダ人も外国から関心を持たれていない事実を認識しています。だからこそ、カナダについて詳しい外国人に会うと、カナダ人たちは驚き、また喜びます。日本人に限らないのですが、カナダに長期滞在した人たちですら「カナダの首相の名前」「ケベック州ではカナダ...

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カナダ人はアメリカが嫌い

カナダ人はアメリカの批判が好きです。今、カナダ人と政治の話をすると、高い確率でトランプ大統領の批判が出ると確信します。カナダ人はまるで自分の国の大統領かのように批判していることでしょう。日本人と比べるとカナダ人は(というか西洋人は)批評が大好きですが、アメリカについてはいつも批評しています。率直に言って、カナダ人はカナダの首相よりも、アメリカの大統領を遥かに多く話題に出します。カナダ人がカナダより...

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中国の実態は誰も知らない

「中国メディア戦争」(ふるまいよしこ著、NHK出版新書)では、中国のインターネット事情を伝えると同時に、インターネットから分かる中国の全体像も伝えています。周知の通り、中国は新聞やテレビなどのマスメディアだけでなく、インターネットまで政府によって検閲されます。日本だと、大手の新聞を読んでいれば、(重要だから報道しているよりも、報道するから重要になる面の強い国なので)日本の実態をかなり正確に理解できま...

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中国史上最高の美女は西施

「どうして日本では楊貴妃が有名なの? 唐の時代は太っている女性が美しいとされていたから、楊貴妃は太っているよ?」複数の日本語の話せる中国人女性から、そう質問されました。「楊貴妃が太っている」は中国では有名なのかもしれません。では、「中国史上最高の美女は誰か?」と聞くと、まず中国四大美女の話をされます。西施、王昭君、貂蝉、楊貴妃の4人です。「三大〇〇は日本だけの都市伝説である」にも書いたように、中国...

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世界で2番目に広い国は中国である

「中国は同質性の社会でない」の記事で中国の多様性について触れましたが、これは西洋の多様性とは大きく異なります。私にとって非常に興味深かったのは、人が違えば、共通認識となるべき事実さえ違っていたことです。たとえば、タイトルの「中国は世界で2番目に面積の大きい国である」と言っていた中国人に会ったことがあります。日本だと、wikipediaにもあるように1位がロシア、2位がカナダで、3位と4位が中国かアメリカとなって...

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日本史上には類例のない速さで発展中の中国

「東京もオリンピックの前後で大きく変わったものだよ」北京オリンピックが開催されていた年、中国在住の日本人から上の言葉をよく聞きました。中国も同じようにオリンピックの前後で大きく変わっていたからです。「ただ、オリンピックの前後で中国は日本以上に変っていますよね?」そう私が問うと、どんなに中国を見下している日本人でも「まあね」と認めていました。それほど中国の発展スピードは速かったようです。北京オリンピ...

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日加センター

バンクーバーに長期留学すると、次第に知ることになる可能性の高い場所が日加センターです。こちらを通じて、私も多くの貴重な出会いがありました。日加センターでは、ランゲージエクスチェンジする場を提供しています。カナダ人が日本人に英語を教えて、日本人がカナダ人に日本語を教えます。日本人がカナダ人に日本語を教えるのは無料ですが、カナダ人が日本人に英語を教える場合、日本人が日加センターに費用を払います。私はい...

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どれくらいの期間のカナダ留学で英語が話せるようになるのか

英語が話せるという感覚が着くには、だいたい半年間の留学が必要でしょう。逆にいって、半年カナダに留学して、英語が話せない日本人には会ったことがありません。私は留学前に、シャドーイングという英語学習法を2年間毎日30分から1時間、ほぼ欠かさず継続していました。それでもカナダに来て、気軽に半年留学している日本人に英会話力で負けていたことを認めざるをえませんでした。私は生まれてから現在まで、外国滞在経験なしで...

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