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記事一覧

韓国の英語新テスト導入の挫折

2019年に大学入学共通試験でTOFELなどの民間試験の導入が決定していたのに、直前で従来通りの英語試験になって、受験生を混乱させる事件が日本でありました。似たような失敗をその5年前に韓国がしていることを知っている日本人はどれほどいるでしょうか。英語教育熱が高い韓国ではTOFELやTOEICの受験料で毎年1000億ウォンもの外貨の流出がありました。この「教育赤字」を解消しようと、独自の国家英語能力評価試験(NEAT)を予算10...

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英語公用都市を実現させた韓国

映画パラサイトでもありますが、最近の韓国映画やドラマだと、必然性が全くないのに、韓国語で話していた登場人物がいきなり英語で話すシーンがあります。それを受ける相手の登場人物が「なぜ急に英語になるの?」と言うこともなく、英語や韓国語で返事して、何事もなかったように会話が続いていきます。なぜそんなシーンが出てくるかと言うと、その会話の登場人物がどちらも海外留学を経験しているとの設定であるからです(おそら...

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なぜ韓国はカイジのパクリのイカゲームを世界で流行させられたのに、なぜ日本はカイジのドラマを世界で流行させられなかったのか

イカゲームを観て、というか、観る前から思っていたことですが、設定が「ライアーゲーム」に似すぎています。こちらの記事にある通り、「カイジ」のパクリだと言う日本人がいるのは無理もないと思います(「ライアーゲーム」も「カイジ」のパクリ)。そして、上の記事の視点と似たようなことを私も思いました。「なぜ韓国はカイジのパクリのイカゲームを世界で流行させられたのに、なぜ日本はカイジのドラマを世界で流行させられな...

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S&Sインターナショナル・キンダーガーデンの天才児ヤラセ

S&Sインターナショナル・キンダーガーデンの動画3年以上前、まだ私の第一子が胎児だった時(つまり妻が最初の妊娠中だった時)、上の動画を観て、メガトン級のショックを受けました。同じ番組のヨコミネ式教育の紹介動画もショックでしたが、そちらはせいぜい普通のトン級のところ、S&Sインターナショナル・キンダーガーデンはその100万倍の威力があったように思います。(2才児で脳の構造なんて理解できるわけがない。なんかのヤ...

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ウクライナ戦争と古舘伊知郎

ロシアは経済制裁で物資不足になるので、ウクライナ戦争を5月以降続けられない、との報道もありましたが、間違いであると判明しました。5月までに、ロシア経済が破綻して、ロシア人たちはまともに生活できなくなるので、反プーチンの暴動かクーデターが起こって、プーチン政権が転覆する、という希望のような予測もはずれました。ウクライナ優性の時はクリミア半島までウクライナ軍が侵攻する(結果、アメリカがウクライナへの武器...

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ウクライナ戦争の行方

現在、ウクライナ戦争が日本経済にもインフレをもたらしています(インフレは中国のゼロコロナ政策も影響していますが)。今後、ウクライナ戦争がどうなり、それが世界にどのような影響を与えるか、世界中の誰も予想できないでしょう。未来になって、現在の予想が当たったと判明しても、偶然当たっただけに過ぎないと思います。「軍事小国ロシアとコンピュータ技術」で、「フィンランドがNATOに加盟申請したのは、ウクライナ戦争で...

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細木数子をカリスマにした日本

「細木数子魔女の履歴書」(溝口敦著、講談社+α文庫)を読みました。細木のことを「女ヤクザ」「日本の低俗性の象徴」と書いていますが、私も同感です。こんな奴がメインの番組が1週間の全ての日本の番組の中で最高視聴率だった数年間(2004~2007年)があります。日本人として、本当に情けないです。著者が書いているように、日本はヤクザを許容していた時代がありました。こんな倫理観の崩壊した暴言を吐くバカの本質を見抜けな...

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「ヤノマミ」を読んで

「ヤノマミ」(国分拓著、新潮文庫)は素晴らしい本でした。こういった本に出会えることが私にとって人生の楽しみです。もともとはNHKスペシャルの番組取材として150日間ブラジルの未開民族と一緒に暮らした記者が書いた本です。後書きで俵万智が著者を「著者が性急に理解したり、答えを出したりしない人だから、あの映像が撮れたんだな」と賞賛しています。著者の人間観や社会観には私も賞賛したい気持ちがあります。著者も俵万智...

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それでも栄光学園が好きだ

以前の記事で栄光学園を批判したので、その擁護をしておきます。私は栄光学園にいい印象も持っているからです。かなり前の話になりますが、横浜の寿町(ドヤ街)で炊き出しボランティアをしたことがあります。私をそのボランティアに斡旋したのは、社会観も倫理観も恐ろしくダメな看護師でした。「国際機関職員はただのバカが多い」で批判した「厳しい現場への参加に躊躇しないだけの知性の低いボランティア」でした。しかし、そこ...

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バブル期のハイパービルディング構想

2009年、私がバンクーバーで語学留学していた時の話です。「高さ1万mの超巨大ビルの建設計画が東京で進行中」というディスカバリーチャンネルの番組を見せらました。そこにいた日本人全員がそんな計画を知らず、あまりの実現可能性の低さに呆気にとられてしまいました。とりわけ批判的だったのが私で、「そんな壮大な計画が進行中であれば、東京に10年以上住んでいる自分が知らないはずはない」と批判しましたが、先生から「でも、...

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管理教育が自主性教育よりも有効なエビデンス

前回までの記事の続きです。何十年も前から日本の教育は、自主性を尊重していない、人によって答えが異なる問題を考える力を身に着けさせていない、と批判されているのは周知のとおりです。しかし、自主性を重視する教育は、管理を重視する教育と比べて、そこまで有効なのでしょうか。PISAの成績では、自主性教育の西洋より、管理教育のアジアが上位にきています。西洋では、子どもの自主性教育の主導者デューイの呪縛から未だに逃...

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個人崇拝国家ニッポン

「いま、ここで輝く」(おおたとしまさ著、エッセンシャル出版)は、「イモニイ」という神奈川の私立男子中高一貫校である栄光学園の数学教師の本です。受験のための勉強ではなく、考える力、思考錯誤する力を重視する先生です。端的にいえば、生徒の自主性を重視して、奇抜な授業をする先生です。自主性一辺倒の教育が有効とは思えない、特に基礎学力(答えが確定している問題に答えを出す能力)を伸ばす上で有効でない証拠はいく...

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おおたとしまさを朝日新聞に出すな

こちらのブログの中学受験についての一連の記事の執筆は、「いま、ここで輝く」(おおたとしまさ著、エッセンシャル出版)を読んだことが契機です。おおたとしまさは朝日新聞の常連の自称教育ジャーナリストで、「ルポ塾歴社会」(おおたとしまさ著、幻冬舎)を記して、サピックスと鉄緑会という塾を絶賛しています。これを読めばすぐ分かることですが、学歴好きで、東大好きです。「ルポ塾歴社会」の後半には、著者と鉄緑会のOBと...

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高野秀行の文才をねたむ

「ソマリランドでの新しい政治制度」で絶賛したように、それ以後も、高野の本はいくつも読んでいます。深夜特急の沢木耕太郎同様、高野は文才が抜きん出ており、私が全く関心のない分野の本でも、興味深く読んでしまいます。「怪魚ウモッカ格闘記」(高野秀行著、集英社文庫)はUMA(Unidentified Mysterious Animal、謎の未確認動物)のウモッカを探し回る本です。未確認動物なんて、胡散臭いことこの上なく、私は非科学的なもの...

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紛争地域のボランティアに作成させてもいい誓約書

「イラク日本人人質事件では家族の態度が最悪だった」の続きです。アドバンス・ケア・プランニング、略してACPという概念が医療業界で広まっています。良い終末期を迎えるために、患者本人、家族、医療関係者、福祉関係者、その他の関係者を含めて話し合うことです。「心肺蘇生を行うのか」「人工呼吸器を使うのか」「昇圧剤を使うのか」「点滴治療を行うのか」などについて、本人の意思を中心に決めて、関係者全員に同意を得て、...

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努力を認められたMr.トルネード

地震の震度に相当するフジタスケールを考案した藤田哲也の本「Mr.トルネード」(佐々木健一著、文藝春秋)を読みました。藤田は母国日本よりも、国籍をとったアメリカで知名度が高いそうです。とはいえ、藤田は典型的な日本人です。藤田は四六時中、研究(仕事)ばかりしていました。同僚や部下たちとも、研究以外の話は一切しません。あまり家庭を顧みなかったようで、離婚を2回しています。観測能力に長けて、気象学の権威である...

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大嫌いな岡田斗司夫が自分と似ていると思った

岡田斗司夫なる人物がいます。オタキングと自称して、エヴァンゲリオンを制作したガイナックスの初代社長です。私もオタクなので、名前しか知らない頃は、なんとなく好感を持っていたような記憶があります。大嫌いになったのは、朝日新聞の人生相談コーナー「悩みのるつぼ」の回答を読んでからです。回答者が岡田の時に限りませんが、「悩みのるつぼ」は読者からの悩みを「そんなの悩みじゃない! 人生なめているんじゃない!」と...

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重症障害者の親でも共依存は好ましくない

「殺す親 殺される親」(児玉真美著、生活書院)は共感できるところが多かったのですが、一つ強く反対したいところがあります。「重い障害のある我が子の介護には、自分と我が子と二つ分の命を一つの身体で引き受けるようなところがある。我が子をずっと介護してきた母なら、誰しもそういう思いがあるのも当たり前だろう」重症障害者とその母が共依存の関係になることは当然であると著者は考えているようです。しかし、たとえ障害...

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ほぼ全ての苦しむ人は児玉真美ほど能弁ではない

「殺す親 殺される親」(児玉真美著、生活書院)からの抜粋です。娘の海はほとんど死んだ状態で生まれた。すぐに人工呼吸器医をつけてNICUの保育器に入り、生後三日目に胃穿孔の手術を受け、その後も肺炎や敗血症を繰り返し、毎日のように交換輸血で命の危機を乗りける状況が続いた。NICUからの電話で駆けつけて、「予断を許さない状態です」という説明を聞いた夜が何度あったか分からない。人工呼吸器が外れてしばらくたった頃に...

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フィリピンのwashing day

フィリピンのセブ島で語学留学していた時の話です。フィリピンの英語留学によくあるように、私の留学先も学校と寮が一体化していました。生徒は大きく囲われた門の中で学校と寮を徒歩で往復するだけで(私の場合は同じビルの階段を上下するだけで)英語が勉強でき、先生たちが自分の家から学校まで来て、生徒たちに英語を教えていました。そのフィリピン人の先生たちはいつも学校指定の制服を着ていたのですが、週に1回だけwashing...

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乗り物がない時代の男の子はなにに夢中になっていたのだろう

私は現在、男の幼児を育てています。別に乗り物の絵本を多く見せたりしたわけではないのに、自然と乗り物好きになってしまいました。電車や自動車などの車輪のある玩具を与えると、際限なく遊んでしまい、絵本も読んでくれないので、取り上げないといけないほど熱中します。(やっぱり男の子は乗り物が好きなんだなあ。遺伝子に組み込まれているのかなあ)他の親同様、私もそんなことを思ったりします。ただ、そうなると、タイトル...

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なぜホロコースト揶揄は許されてイジメは許されないのか

オリンピック前の辞任ドミノ現象については、ピンボケした批判が殺到しました。小山田を採用した人が悪いとか、小山田の過去を調べなかった人が悪いなどは、一番ひどい例でしょう。明らかにそれは大した問題ではありません。最大の問題は、小山田が言語に絶するイジメをしたことです。これが問題の本質です。次に問題なのは、それを誰もが読める雑誌で自慢していることです。さらには、その後20年間以上、何度も問題視されたのに、...

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昭和な電通はさっさと倒産させてください

電通というと、私は10年以上前に受けた会社の研修を思い出します。私のいた会社自体ブラック企業だけあり、日本を代表するブラック企業である電通の社員を研修講師として呼んで、「鬼の十則」の講習を受けさせられました。その講師は明らかに体育会系で、有名私立大学卒業でしたが、スポーツ入学でした。知性のかけらも感じなかったのはもちろんですが、人間性にも大きな問題を抱えた奴でした。こちらのブログで私は小山田を罵倒し...

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頑張れ! 天下の大田区職人集団よ!

大田区の町工場と聞いて、「ものづくり日本の金字塔」「世界に誇る日本の職人集団」と目を輝かせる日本人は少数派かもしれません。日本人全体でいえば、「大田区ってどこ? 東京?」と聞く人の方が多く、まして東京の大田区に世界で唯一の技術を持つ町工場が集積している事実を知る人は日本人全体の10~20%くらいでしょうか。もしそうなら、私はその10~20%の一人です。私が最初の大学生だった頃、一般教養の授業で、大田区町工場...

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コロナ対策はなにを目的としているのか

新型コロナ対策のため、先進国のほとんどの人の生活に悪影響が出ています。旅行しにくくなり、外食できにくくなり、知り合いと会いにくくなり、知らない人とも距離を開けなければいけない状況が続いています。そこまでして、新型コロナのなにを防ぎたいのか私にはよく分かりません。感染拡大を防ぐためでしょうか。しかし、ここまで感染拡大してしまった以上、もう制御できないでしょう。徹底的に感染者を隔離して、日本で感染者ゼ...

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新型コロナの感染経路の特定と公開は日本で止めるべきである

新型コロナの感染経路の特定は、日本では止めるできでしょう。メリットとデメリットを考えると、明らかにデメリットが大きいと考えます。新型コロナに感染すると、現在の日本では確実に感染経路を調べるとの名目で、感染前の日常生活について詮索されます。4月や5月の感染者バッシングが最高潮の頃は、「居酒屋に行っていた」「友だちと会食した」「県外旅行をしていた」というだけで、凄まじい社会的批判に晒されたことを多くの人...

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9月入学の改革すら実施できない日本

コロナショックで多くの学校が長期休校しました。その分、学年を延長して、以前から計画していた9月入学を実施する絶好の機会が来た、と考えた人は少なくありませんでした。まず、現役の高校生が声をあげ、世論調査でも9月入学を実施すべきとする割合がそれに反対する割合より大きかったので、いよいよ9月入学になる、と私も考えていました。しかし、日本ではいつもそうですが、抵抗勢力が声高に反対すると、あっという間にこの改...

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犯罪本批判

私が「未来社会の道しるべ」を開始した頃から書くべきだと思っているテーマで、いまだに書いていない記事の一つに「犯罪本の批判」があります。「犯罪は社会の鏡」の通りに、犯罪本は日本人の道徳観のなさが如実に現れていると感じます。それは非道な犯罪や犯人の崩壊した生き方に日本人の低い道徳観が現れているためではありません。犯罪本の書き方に、著者のひどい道徳観が情けないほど現れているためです。つい先日も「妄信」(...

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生まれで人生が決まることを日本人は気にしないのか

私が恵まれた人たちについて口を極めて批判するせいでしょう。「病院にはかわいそうな人たちが多いので、そういう人たちとは気持ちが通じ合えるのではないか」と言われることが稀にあります。もちろん、そんなことはありません。恵まれていない人たちが、私と全く合わないことは「学歴社会嫌いな私が学歴好きになった理由 」に書いた通りです。たまたま恵まれていない環境に産まれた人はそのまま環境と同じく腐った人間性を持って...

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反社会勢力を認める日本人がにいるからヤクザが日本にいる

有効な乱獲規制の必要性の一連の記事をこちらのブログにに書きました。漁業者が自ら墓穴を掘り続けている大きな理由の一つは、漁業にヤクザが絡んでいるからです。「サカナとヤクザ」(鈴木智彦著、小学館)を読めば分かります。同じ著者は「ヤクザと原発」(鈴木智彦著、文春文庫)を書いていますが、原発産業があれほど腐敗しているのもヤクザが関わっていることも原因の一つです。日本の建設業では談合が習慣化しすぎて、なかな...

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日本マフィアの外国人連中は相手にしない

「ハーバードの日本人論」(佐藤智恵著、中公新書ラクレ)はひどい本でした。前書きを読むだけで分かりますが、いわゆる「日本はスゴイ本」の一つです。テレビで多いことは知っていますが、中公新書ラクレにまであるとは。「日本人ほど『日本人論』が好きな国民はいない」と前書きの最初にありますが、全く根拠がありません。ちなみに私は「イギリス人ほど他国からイギリスがどう思っているか気にする国民はいない」という英語の文...

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本当の不幸を知る人たちへ

(これからどれだけ長生きしても、ありえないことだが、残りの人生の全ての期間が幸せ絶頂だったとしても、これまでの不幸の総量を埋め合わして人生全体でプラスになることは絶対にない!)私が17才の時、そう心の中で叫んだ。それから20年以上たつが、その考えが間違っていると思ったことはない。20年間、ずっとそうだった。そんな私みたいな奴は世の中にどれくらいいるのだろう。私が親しくなった女性にそう言うと、ほぼ例外なく...

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「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由

「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」(汐街コナ著、あさ出版)はひどい本でした。著者がダメ人間すぎます。こんな奴を自分と一緒にしてほしくない、と思う人は少なくないはずです。以前、どこかの記事にも書きましたが、ほとんどの人にとって、仕事のストレスの3分の2は職場での人間関係からきて、3分の1は仕事内容からくるはずです。著者は職場の人間関係に悩んでいなかったのですから、ストレスは耐えられないほど...

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スカーフ着用禁止批判への批判

「となりのイスラム」(内藤正典著、ミシマ社)はイスラム教徒たちの思考を知るために有用な本だと感じました。イスラム教徒の思考をここまで正しく代弁している日本語の本は、なかなかないように思います。ただし、私にとってイスラム最大の謎である「イスラムではなぜ世俗化がうまくいかないか」の理由は、イスラムではそもそも政治と宗教が交わらない(とイスラム教徒は考えている)から、世俗化してもイスラム教徒は幸せになれ...

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コロナショックの不況時に「貧しい俳優を助けろ」だと?

今朝の朝日新聞で「収入が途絶えた俳優たちの生活を守ろう」との趣旨の記事には呆れました。(財政赤字で何十年も前から首が回らない上に、コロナショックで異次元の不況のご時勢に、俳優なんてフザけた奴らの生活まで守るつもりか! 一体、そのお金は誰が払うんだ!)しかも、首相に直訴の手紙を出したのは日本俳優連合理事長の西田敏行だと知って、そのバカバカしさに気づかない朝日新聞記者の知性に絶望しました。(俳優なんて...

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コロナショックでトイレットペーパーがなくなった時期に日本中で繰り広げられた説教

妻「今実家にいるんだけど、周りのお店のどこもトイレットペーパーが売っていない!」私「本当に? 50年前のオイルショックみたいだね」(私が近くの薬局に行って、トイレの売り切れを確認)私「ははは! 〇〇薬局でもトイレットペーパー一つも売っていなかった」(私が妻に証拠写真をLINEで送る)妻「本当だ! 〇〇薬局にあれだけ積んであったのに! もし見つけたら、トイレットペーパー買っておいてもらえる?」私「え? な...

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「娯楽番組を創った男」の感想

「娯楽番組を創った男」(尾原宏之著、白水社)は、日本の伝記にしては客観性があり、読む価値がありました。丸山眞男の兄の伝記といえば、少しは興味を持つ人もいるかもしれません。丸山眞男の兄なので、もちろん、主人公の丸山鐵雄は極めて恵まれています。教育ママのおかげで、武蔵高校の一期生として入学するものの、わずか2年で落第、退学します。しかし、そこで挫折とはならず、親のコネで、より自由な校風の成城学園高校に...

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なぜ最近の若者は保守的なのか

「分断社会と若者の今」(吉川徹、狭間諒太朗著、大阪大学出版会)は興味深い本でした。「共産主義が失敗した思想的理由」で、下層大衆ほど保守的な理由は不明と私は書きましたが、一つの答えがここにあったようです。低学歴は低収入に直結しますが、低学歴の人ほど現在志向が強いようです。具体的には、「将来のために節約・努力するよりも、今の自分の人生を楽しむようにしている」の質問で、「あてはまらない」を選ぶ率が非大卒...

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子どもの頃は分からなかったこと

私がバンクーバー図書館でいつものように日本マンガの英語版を借りて、読んでいる時です。そのマンガ「聖闘士星矢」は、作者が物語を考えていない、セリフもなにもかも、編集者が考えて、作られていることに気づきました。聖闘士星矢は、私が小学生くらいの頃に大ブームになって、コミックを何回も読み返したはずなのに、それから15年以上たったカナダ留学時代には、話の細かいところはほとんど忘れていました(たとえば、シルバー...

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新幹線の不毛な議論

2019年10月17日の朝日新聞の「耕論」は、日本でよくある不毛な議論でした。新幹線推進派の石破茂は次のように主張していました。「太平洋側は東南海・南海トラフの大地震の発生が予想されているので、そこだけに新幹線があるのは日本の危機管理上よくない。日本海側にも新幹線を作り、肩代わりすべきだ」「最も出生率が低い東京に人を集めるのではなく、地方分権を進めるためにも、新幹線を造るべきだ」「建設費を安くするため、山...

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文系でも必要な科学的思考

10年以上前、開成高校の理科の入試問題にこんなものを見つけたことがあります。「ノモルワ製薬の社長が虫よけスプレーを開発した。社長はその虫よけスプレーを手にかけて、蚊のいる箱に手を1時間入れていたが、全く噛まれなかった。『この虫よけスプレーの効果は間違いない』と思って世間に発売したが、『効かなかった!』とクレームが殺到した。なぜこんなことが起こったのか?」答えは「蚊のいる箱に『スプレーをかけていない手...

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取り付け騒ぎがあっても金融機関を救済するな

「緊縮病という病」(マーク・ブライス著、NTT出版)を読みました。緊縮(財政支出の削減)は、財政赤字に陥った政府がとる妥当な政策のようですが、実際は債務をさらに悪化させるだけである、と300年前から現在までの資料を元に主張しています。事実、REBLL(ルーマニア、エストニア、ブルガリア、ラトビア、リトアニア)やPIIGS(ポルトガル、アイルランド、イタリア、ギリシャ、スペイン)は2008年の不況後に緊縮策をとったが、...

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日本のアフリカODAマフィアの内輪パーティーに参加した感想

かなり前の話になります。JICAがアフリカ諸国との交流イベントを開催するというので、その頃も今も海外に興味のある私は、友人を誘って行ってみました。アフリカについては知識があまりなかったので、その見識を深めることも目的でした。当日のイベント会場があまりに立派であったので、「どれだけの税金が使われているのか。こんなイベントの開催費用があれば、アフリカの人たちをどれだけ救えるか、JICAは知らないのか」と会場に...

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「フェイクニュースの見分け方」のフェイクの見分け方

「フェイクニュースの見分け方」(烏賀陽弘道著、新潮新書)を先週読みました。アマゾンで絶賛されていたので期待しましたが、ハズレでした。もっとも、事実と意見を区別するという著者の主張には同意します。「西洋式討論術」での私の主張と同じです。ただし、「事実だけを受け入れ、意見を無視する」という考え方には首肯できません。まず、事実と意見は明確に区別できるわけではありません。「私はAだと思う」なら意見と考えて...

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北欧などの福祉国家では医療保険は税金として計算している

今日、「私が脱税して、税金を着服したため、日本が滅びる」という罪業妄想に憑りつかれている無職の患者さんに会った。「その真犯人はあなたでなくて、目の前の医者たちですよ」と伝えてあげたかった。...

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後藤新平は関東大震災後の復興で大失敗している

日本に医師免許を持った首相はいまだ一人もいませんが、首相に最も近づいた医師は後藤新平でしょう。下のように医系技官の募集のポスターとして公式に使われており、その業績は半ば神格化されています。神格化というのは決して誇張ではありません。「後藤新平:大震災と帝都復興」(越沢明著、ちくま新書)という本まで出ているからです。しかし、「帝都復興の時代」(筒井清忠著、中公文庫)を読めば分かる通り、後藤新平は帝都復...

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発展停滞国の自覚のない日本が発展途上先進国の中国に追いつけるわけがない

「現代中国経営者列伝」(高口康太著、星海社新書)は中国の本質を突いた本だと感じました。西洋には、このような正しい見解の中国本がいくつもあると予想しますが、日本でこのような本に出会うのは珍しいのではないでしょうか。「現代中国経営者列伝」はレノボ、ハイアール、ファーウェイ、アリババなど、日本でも馴染みのある中国企業の経営者の伝記集です。「愛国心に訴えることで成功した」「当局に根回しして乗り切った」「自...

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「科学と非科学」を読んで

1年ほど前でしょうか。「科学とエセ科学」というテーマで記事を書こうと考えていました。明瞭に科学とエセ科学を分別できる領域もありますが、分別があいまいな境界ラインもあったりすることに、以前から私が興味を持っていたからです。そんな境界ラインに存在するのに、一方的に「エセ科学」と批判しているのはおかしい、とよく思ったりしています。そんな関心を持っていたので、「科学と非科学」(中屋敷均著、講談社現代新書)...

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初海外がインド

「始めての海外旅行がインドでした」と私が言うと、大抵、驚かれる。中には「それは間違っている。始めては韓国くらいにするべきだ」と説教されたことも、2回はあったように思う。なぜ始めての海外でインドを選択したかといえば、「地球の歩き方を読むだけで」に書いたように、私が多くの地球の歩き方を熟読していたからである。「地球の歩き方インド」は、他の「地球の歩き方」よりも圧倒的に面白かった。他にも大きな理由はある...

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地球の歩き方を読むだけで

私が20才くらいの頃、海外への憧れは非常に強かった。当時は未知への探求心、日本以上の文化への尊敬の念が大きかった。しかし、金はなかった。今から振り返れば、アジアに短期旅行するくらいのお金はあったが、当時はそれに気づいていなかった。だから、地球の歩き方を買って、熟読し、そこに行った気持ちになっていた。ニューヨークなどは、「地球の歩き方ニューヨーク」の年度が違うものを購入したり、「地球の歩き方アメリカ」...

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プロフィール

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Author:perfect-chaos
日本人らしくない発想をする日本人=日本で生きづらい日本人

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