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記事一覧

後藤新平は関東大震災後の復興で大失敗している

日本に医師免許を持った首相はいまだ一人もいませんが、首相に最も近づいた医師は後藤新平でしょう。下のように医系技官の募集のポスターとして公式に使われており、その業績は半ば神格化されています。神格化というのは決して誇張ではありません。「後藤新平:大震災と帝都復興」(越沢明著、ちくま新書)という本まで出ているからです。しかし、「帝都復興の時代」(筒井清忠著、中公文庫)を読めば分かる通り、後藤新平は帝都復...

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日本の財政赤字が減らない理由の一端

先日、親しい友人の兄が市議会議員に立候補すると聞きました。その候補者のHPを見て、驚きました。「待機児童ゼロを目指すため、保育士の給与を上げます」「犯罪予防のため、防犯カメラを設置します」「商店街再開発を支援します」などなど、予算のかかりそうな選挙公約がいくつも並んでいる一方で、財源の確保案が全くありません。(今時、こんなバラマキ公約を並べる奴いるんだ。自民党の候補者だって、財政の無駄を指摘する時代...

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村上春樹はそんなにノーベル賞ほしいのか

私が20才の時、最も好きな小説は村上春樹のデビュー作「風の歌を聴け」だった。半年くらい、常に持ち歩いていたほど好きだった。村上春樹の本は、それから10冊くらい読んだ。私の正直な感想としては、「デビュー作だけが名作で、他は駄作だ」になる。村上に限らず、デビュー作が最高という小説家は珍しくない。上から目線で批評したが、私に文学を判断する能力はない。このブログの文章を読めば分かる通り、私は言語能力が著しく低...

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日本の地籍調査の進捗率も知らない不動産屋たち

前回の記事に書いたように、不動産投資を進める山師の話を私は聞きました。そこで驚き、呆れたことの一つが、出会った不動産屋の3人ともが「人口減少時代の土地問題」(吉原祥子著、中公新書)を知らなかったことです。それどころか、地籍調査の進捗率が日本の調査対象面積の半分程度であることを私が説明しても、不動産屋はその重要性を理解できず、聞き流して、ヌケヌケと営業トークを続けました。(コイツ、本当に専門家か?)...

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日本人が単純な善悪二元論に陥っている例

今年の猛暑でエアコンが壊れたにもかかわらず、患者を転院させることなく、熱中症にかかり亡くなった事件が岐阜県でありました。わずか数日で50人程度の患者のうち5名も相次いで亡くなったにもかかわらず、院長が「なにか問題があったとは思っていない」と発言し、批判的な報道が相次ぎました。しかし、医療関係者だけのネット掲示板では「肺炎で亡くなるのはよくて熱中症で亡くなるのはダメなのか」と、院長を擁護するような意見...

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