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記事一覧

「『うちの子に限って』とは言わないでください」とは言わないでください

講演などでよく「『うちの子に限って』とは言わないでください」と言い出す人がいます。それを聞くたび「親の問題」を本当に理解しているのか、と私は疑問に思います。恐ろしく厳しい親たち、子どもに優しくすべき親たちに限って、その忠告を鵜呑みにして、帰宅した後、子どもにさらに厳しくなります。一方で、子どもを過保護にするバカ親たちは、それをあっさり聞き流しています。その親自身、可愛がられすぎた子ども時代を経験し...

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問題を発見できないエリートたち

「塾推薦」や「学校の塾営業」などの腐敗は、当然、塾でバイトしている人たちなら知っていました。しかし、バイト仲間は誰一人それらに疑問を持っておらず、私にはそれが不思議でした。当時の私より遥かに素晴らしい教育を受けてきて、偏差値の高い大学に通うほどの学力を持っているはずなのに、私が「どう考えても、おかしいでしょ」と言っても、まだ「どうして? なにが?」と本気で理解できていないのが謎でした。日本の学力エ...

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Z会が東大合格者数を多数出していた理由

今は違いますが、昔、東大合格者のうち半数以上はZ会の会員でした。1ヶ月に1回程度の添削で成績が急上昇するはずもないのに、なぜ東大合格者にZ会の会員が多かったのでしょうか。その理由は単純です。東大に多数合格する高校の生徒にZ会の営業をかけていたからです。昔は個人情報保護が重視されていなかったので、東大に合格する高校(日比谷や戸山や西)の名簿なんて簡単に入手できました。そこにダイレクトメールを集中して出し...

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学校の塾営業

私が進学塾でバイトしていた時、塾ごとに学校説明会があると知って、驚きました。有名進学塾の生徒の保護者たちに対して進学校がわざわざ塾にお金を払って、説明会を開くのです。生徒向けではなく、保護者向けです。もちろん、塾に通っているかどうかにかかわらず、入学を希望する生徒やその保護者向けの学校説明会は各学校で行っていますが、それとは別に塾ごとに自身の学校の説明会を開くのです。そんなのに何度も出席するほど過...

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塾推薦

塾推薦なるものがあると私が知ったのは、既に私自身に推薦受験の機会が過ぎた時でした。個別塾でアルバイトしていたら、成績が極めて悪い子の保護者に教室長が「塾推薦で進学できる方法があります」と提案していたからです。その子の成績の悪さは、9科目の5段階評価の点数合計が15という有様でした。オール2でも18になるので、それを下回っています。実技教科ですら1をとっているのはなにか事情があったのでしょうが、詳しくは知り...

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大人になれば嫌でも大人しくなる

「大人」を形容詞化したような「大人しい」とは、面白い言葉だと思います。「騒いだりしないで、静かなさま」といった意味ですが、確かに、大人になれば嫌でもそうなってしまいます。少なくとも、私はそうでした。子どもの頃、私は落ち着きが全くありませんでした。どんな子どもだって大人と比べたら落ち着きがありませんが、私は特にひどかったです。ただし、その分だけ、神経は過敏だった、いい表現をすれば、神経が研ぎ澄まされ...

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ひいきチームと思想傾向

「ブラジルを知るための56章」(アンジェロイシ著、明石書店)に書いてあったと思いますが、ブラジル人の少年は思春期に自分のひいきチームを決めると、一生そのひいきチームへの忠誠を変えないそうです。日本人のひいきチーム(サッカーにしろ野球にしろ)も同じで、なんとなく決まったひいきチームは一生その人の中で変わることがありません。よくよく考えると大した理由もなく決まってしまったのに、ひいきチームを継続している...

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いつの時代も日本は幸せな人のためだけの国だったのか

生まれた時から私は「日本は幸せな人のためだけにある」としか感じられないので、「幸せな人を尊重し、不幸な人を虐げる国」の記事を書きました。私の生まれる以前も日本はそんな国だったと私は思っていますが、戦後しばらくはそうでもなかったのか、と思うこともあります。戦後すぐの頃は、日本人みんなが貧しかったので、不幸な人の気持ちを知っている人も多かったのかもしれません。事実、1960年代くらいまでは市民運動が活発な...

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東日本大震災のデマ

こんな新聞記事を読んだことがあります。東日本大震災直後、ある避難所である男性がこんなことを叫んだそうです。「震災の混乱に紛れて、中国人集団が日本人の娘を何人も強姦しているらしい!」「なんだと!」「許せない」 そこら中で噂話が始まり、避難所中が中国人許すまじの雰囲気になりました。たまたま、そこにいた記者が関東大震災後、デマにより朝鮮人虐殺が起こったことを思い出し、「それは事実ですか? 情報源はどこで...

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共産党を忘れるな、始皇帝を忘れるな

西安で最も人を集める観光地は兵馬俑です。現在も似た人形を作って観光客に売っています。行きたくもないのに、中国人ガイドにその兵馬俑人形の売る店に連れていかされました。そのガイドが中国語で、私と同行する中国人にこう言ったそうです。「西安にはこんな言葉があるんだって。共産党を忘れるな、始皇帝を忘れるな」中国で共産党と同列に並べられたなら最大の賛辞です。それくらい始皇帝の観光で儲かっているのでしょう。私が...

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