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日本のアフリカODAマフィアの内輪パーティーに参加した感想

かなり前の話になります。JICAがアフリカ諸国との交流イベントを開催するというので、その頃も今も海外に興味のある私は、友人を誘って行ってみました。アフリカについては知識があまりなかったので、その見識を深めることも目的でした。
当日のイベント会場があまりに立派であったので、「どれだけの税金が使われているのか。こんなイベントの開催費用があれば、アフリカの人たちをどれだけ救えるか、JICAは知らないのか」と会場に入る前から不信感はありました。
その不信感は、そのイベントでの講演会で、さらに増大します。講演会では、アフリカ支援してきたと自称する官民の日本人とアフリカ人たちが、自分の関わったODA事業を紹介するものでした。しかし、井戸を一つ掘った話にしても、自分が住んでいた南アフリカの豪邸がどれだけ広かったか、ケニアの国立公園の家族旅行の写真の紹介など、どうでもいい話が大半でした。支援事業の費用はどれくらいで、どれくらいの効果があったなどの肝心の内容はありませんでした。来ている連中は、外務省の元役人や一流企業の現地駐在員、およびその友人のアフリカ人たちでしたが、費用や貢献度の客観的数値がないことについて疑問を感じている人は、私を除いて、誰もいないようでした。
全体の半数の講演を聞き終わった頃、内輪の自慢話大会のあまりの偽善さに頭にきてしまった私は、席に座ったまま、こう怒鳴ってしまいました。
「『日本がアフリカに多大な貢献をしてきたことはみんな知っていますよね』だって? 誰も知らないよ! 俺も知らないよ! アフリカの一般人の何%が日本の貢献を知っているのか、ちゃんと調査したのか! アフリカで中国に先を越されていることを、ここにいる連中は一人も知らないのか! なんで中国の話が一つも出てこないんだよ!」
そのまま、友人と会場を後にしました。友人は私の発言に賛成も反対もしませんでした。
(なんで、こんな日本のアフリカODAマフィア連中の内輪パーティーに税金を使っているのに、こいつらよりも遥かにアフリカに貢献する意思と能力のある俺が、ブラック企業で何年間も苦しまなきゃならないんだ! こんな奴らに回す金があるなら、俺に使ってくれよ! 俺がODAのリーダーなら、目標と結果の客観的な数値を必ず入れて報告させるシステムを導入して、俺が職を離れた後も、アフリカに有益な貢献を続けられるPDCAサイクルを作り上げることはできるのに! 少なくとも、そういう努力はして、こんな自己満足のためだけのODAは削減しようとするのに!)
つい最近、「チャイナズ・スーパーバンク」(ヘンリー・サンダースン、マイケル・フォーサイス著、原書房)という本で、次のような中国人の発言を見つけました。
「エチオピアやエチオピアと同様の所得水準のアフリカ諸国では、ガバナンスや貧困の問題、そして劣悪な投資環境などのいろいろな問題が重くのしかかっているから貧困の罠から脱出することができないのだ、と言う人がいるけれども、私は決してそうは思わない。私は中国人だが、中国や台湾そして他の多くの新興工業国もまた何十年か前は同じように貧しく、腐敗の問題を初めとする多くの困難を抱えていた。それらの新興工業国の多くは今ですらガバナンスやビジネス環境の指標で低く評価されていることを考えれば、貧困からの脱出は可能なのだ」
彼は労働集約的な産業がアフリカに移転することによって、アフリカに8500万人の新しい雇用がうまれる、と考え、実際、エチオピアに革製品製造工場などを造り、皮革製品のサプライチェーンを確立させています。
日本人に、上のような見識と目標を持って、アフリカに貢献した人は一人でもいたのか、と思ってしまいました。
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日本人らしくない発想をする日本人=日本で生きづらい日本人

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