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中国は同質性の社会でない

前回の記事で、韓国は日本のように同質性の社会である、と書きました。では、中国人はどうかというと、実はお互いにメチャクチャ違うのです。よく中国人はマナーが悪いと言いますが、そうでない人も間違いなくいます。極めて優しい人もいますし、すごく冷静沈着な人もいますし、どこまでも思慮深い人もいます。
以前、中国はEUと考えるべきだ、という記事をどこかで読んだ記憶があります。確かに、中国は地域ごとに言語、歴史、住民の性格が違います。ただし、中国は人口も領土もEUより遥かに大きいです。一方で、さすがにEUほど言語、歴史、住民の性格は違いません。また、EUの政治家と比較にならないほど、中国の政治家は強い権力を持っています(ただし、必ずしも地方まで統制できていませんが)。
むしろ、中国はアメリカに似ている、と私は考えています。中国もアメリカも、一応、国として統合されていますが、地方ごとに政治も経済も文化も異なります。中国人もアメリカ人も自己主張が強く、自国第一主義が強いところも似ています。
もっとも、これはあくまで私の意見です。中国の研究家の中には「昔と比べて、最近の中国人は同質化が進んでいる」と考えている人もいるようです。それが著名に表れているのが言語でしょう。20年ほど前の中国の本を読めば、「中国は多言語社会で、北京語は北京近辺でしか通じない」なんて書かれていますが、現在、そんなことは全くありません。私が中国で働いていた2008年の時点で、上海でも北京語の方が通用しました。文革世代以上の高齢者でない限り、北京語(普通語)は中国全土で通用すると考えて構いません。
以前と比べると、中国の地域ごとの特性は薄まっているのかもしれません。ただし、同じ地域で考えても、中国人は、日本人や韓国人と比べると遥かに、お互いに異なっています。深く付き合った人はそれほど多くありませんが、上海で500人以上の中国人と会った経験から、中国は同質性の社会では全くない、という私の信念は変わりません。もっとも、中国は凄まじいスピードで変化しているので、20年後、40年後になると、その信念も変わっているかもしれません。
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日本人らしくない発想をする日本人=日本で生きづらい日本人

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